CBR1100XX クラッチスレーブシリンダーのオーバーホール
メーカーによってはクラッチレリーズとも言うみたいです。油圧クラッチのバイクに付いてる部品で、マスターシリンダーから送られてきたフルードが送られる場所です。マスターシリンダのピストンより径の大きなピストンがスレーブシリンダーの中に入っていて、要はブレーキキャリパーと同じ原理で力を増幅してクラッチを切っています。
最近、ラジアルポンプのマスターに変えているにもかかわらずクラッチが少し重い気がしたので取りあえずスレーブシリンダーのOHをすることにしました。
揃えるもの
左からオイルシール(商品番号 : 91209-MB0-003)シリンダーラバーカップ(商品番号 : 22865-MJ8-003)ガスケット(商品番号 : 22862-MGJ-D00)です。実はwebikeで注文したんですが、ブラックバードのOリング類のページに左の二つの部品が見当たらなくて(もしかして廃盤になった?)CB1300の部品を取り寄せてます。同じメーカーで大体同じ排気量なら大丈夫だろ共通部品も多いしと思って注文したんですが、案の定大丈夫でした。
まずシリンダー周りのネジを三つとも取ります。三つのネジすべて長さが違うので場所を忘れないようにしよう!! 忘れるとこんなこと↓になります。
で、ネジ3つともとってもガッツリ固着してるのでこの状態でクラッチレバーを握ります。するとピストンに押されてガポって取れます。取れたらバンジョーボルトを緩める前にクラッチレバーをニギニギしてピストンを押し出して取り外します。
で、ピストンがが取れたら古いオイルシールとラバーカップを外します。
カップはそうでもなかったんですがオイルシールが結構劣化してました。
左が新、右が古。弾力がなく少し潰れてました。
新しいゴム類を組み付けて、ピストンをシリンダーに押し込んで、あとはバイクに組み付け・・・
る前にこいつを剥がします。正直これが一番厄介。地金を傷つけないようにへらでカリカリカリカリ・・・・、結構時間かかります。
このあとフルードを流し込んでエア抜きして作業完了。こんなところめったに作業しないので結構時間がかかりました。ツーリングに行くのが億劫な季節になると地味なメンテナンスの話ばかりになるな・・・。とりあえず休みの日に試走がてらどこか走ってきます。
おわり