ごみ箱ブログ

バイクに乗ってあっちこっちふらふらしてる人の整備記録

ロードバイク初心者の伊勢神宮日帰り自走ライド【総走行距離260km】

  

 ロードバイクを買ってもうすぐ二ヶ月。やたらと高いシートやゴツゴツした乗り味にも慣れてきたしここいらでいっちょロングライド行きますかということで伊勢神宮まで行ってきました。なぜ伊勢神宮かというと特に理由は無く、単に目的地にしやすかったからです。あくまでも走るのが目的なのです。

 

 自宅から往復で260kmぐらいの道のりです。輪行はしません。と言うか輪行袋持ってないので出来ません。

 

 

 ルートはいわゆる伊賀越えというやつで、伊賀上野から163号線の長野峠を越えて三重県津市方面に下ります。近畿圏から三重の海沿いに行こうとするとどうしても峠を超えなければならず、時期も時期なのでなるべく標高の低い山を選びました。

 

 そしてそこから国道23号線南勢バイパスにのって伊勢市まで一直線です。スマホの充電を節約したいのでシンプルに国道を繋いだルート選びです。

 

 5:30頃出発

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 予報では0℃て言ってたやん…。まぁ体を動かしているのでそこまで寒くはありません。淡々とペダルを漕いで伊賀市を目指します。

 

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 あ、あごひもーーーーー!!!

 

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 伊賀市に到着。ここまでで50kmほど。あちこち霜だらけです。

 

 ここから長野峠を登ります。登ると言っても伊賀市の標高が170m、長野峠の頂上で490m、そして登って下りた先の津市が7mなのでそこまでキツくはありません。

 

 しかしこのあたりで若干足が重い感じが…。経験二ヶ月とは言えそれなりの距離を走って、どれくらいの距離をどれくらいのペースで走ればどの程度の疲労度かある程度は把握しているつもりだったので少し困惑。

 

 しかしそんなことも言ってられないので黙々とペダルを回します。伊賀方面からの長野峠は思っていたとおり楽でした。峠を下った先にミニストップがあったので30分ほど休憩することに。ミニストップは必ずイートインがあるので便利です。

 

 おにぎり2つとソフトクリームとコーラを飲んでガソリン満タンよし行くぞと気合を込めてミニストップを出発したのですが直ぐにリアタイヤからペタンとした嫌な感触が

 

パンクしてる・・・

 

 何気に初パンクです。な~んか峠を下っている時に変な感触があるなぁ怖いなぁと思っていたらパンクしてたみたいです。直ぐにミニストップに引き返します。

 

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 怒りのチューブ交換 in ミニストップ。まぁこんなもんオートバイのタイヤ交換に比べたら楽なもんです(めっちゃ手こずった)

 

 30分もイートインでベルギーチョコソフト食ってたので引き返すのは少し恥ずかしかったです。どうも徐々に抜けるタイプのパンクだったみたいで(朝空気入れたときは気づかなかった)もしかした伊賀市で足が重かったのもこのせいかもしれません。

 

 思わぬタイムロスをしてしまったので先を急ごうと国道23号線をひた走っていたのですがここでまたしてもリアタイヤに違和感を感じます。何事かとタイヤを触ってみると微妙に柔らかい…。停車して確認してみてもやはり空気圧が足りておらす、携帯ポンプで入れようとしますが極微量バルブの部分から漏れているような音がします。バルブをしっかり締めても何故か抜けていきます。なんとかだましだまし乗れそうな感じもしましたがまだ先は長いし精神的にキツイし何より危険です。

 

 この時点で伊勢神宮までは30kmほど。予備のチューブはもう無い。ここで引き返せば何とか家まではたどり着けるか…いやでも峠の真ん中で不動になったら…等々いろんなことを考えましたが、ここまで来たのだしどこかでチューブを買ってツーリングを続行しようと考え直します。

 

 まずは自転車屋を探そうとマップを開いて自転車屋と打ち込むと、なんと直進距離で500mのところに自転車屋が!!。しかも本格的にロードバイクを扱っているお店でした。店員さんに事情を説明すると快くフロアポンプを貸してくださいました。

 

 店員さん曰くシュワルベのチューブはバルブコアから外せる構造で、もしかしたらそこから空気が抜けているのかもとのこと。バルブコアはしっかりと締めていたんですがね…。チューブ交換なんて滅多にしないだろうと高をくくって適当にメーカーを選んだのがアダに。店でスペシャライズドのシンプルなチューブを念のため2つ買って店先で交換します。

 

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怒りのチューブ交換 in サイクルハウスミヤタ小津店

 

 チューブ交換を終えると急いで伊勢に向かいます。しかし23号線は思ったよりも信号が多く、結局伊勢市まで一時間半ほどかかったと思います。

 

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伊勢市到着

 

 

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まずは昼ごはん。伊勢うどんなるものをいただく。うどんの写真は撮り忘れた

 

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周辺をぶらぶらと。

 

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 いい感じに寂れた(失礼)商店街がいくつもあります。知らない街をあてもなく歩くのが結構楽しくて、しばらく自転車を引きながら駅周辺を散策しました。

 

 自転車でこんなに遠くまで来たのは初めてでしたが、オートバイや車で来るよりも現地での移動の自由度はかなり高くていい感じです。観光地内を動く時に、オートバイで移動するには短すぎて面倒な距離だけど歩くには遠いって事が多いですからね。

 

 このあとに伊勢神宮に行ってとりあえず写真を撮ったり一応お参りしましたが雑な写真が多かったのでカット。伊勢神宮が見たいという人はこのブログを見ないと思いますし…

 

 さてさて、行きはよいよい帰りはこわい‥‥問題は復路です。この時点で時刻は14時半。残りは130km。どう考えても夜間走行必至。しかも長野峠は津市側から登るほうが遥かにキツイ。輪行袋は持ってないので電車でワープも出来ません。序盤のパンクが効いたな‥‥。

 

 まぁ文句を言っても時空はネジ曲がらないので頑張ってペダルを漕ぎます。こわいながらも通りゃんせ通りゃんせ‥‥

 

 黙々淡々とペダルを押し込み続けるマシーンと化して23号線を爆進し、163号線に乗り換え。途中朝にチューブ交換をしたミニストップで休憩します。ここまでで伊勢神宮から50km、先は長い‥‥。

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 このあたりから休憩しても体力がフルチャージされずなかなかペースが上がりません。懸案事項である津市側からの長野峠はフロントギアをインナーに落として回転数を上げる+たまに軽めのダンシングで何とか登りきりました。真っ暗の峠を一人で黙々と登るのは地味に好きだったりします。

 

 しかしここからがマジできつかった‥‥

 

 峠を下り伊賀市に入ってからもう一度休憩します。異常にお腹が空いてたので一袋6本入りのスナックパンとコロッケサンドと羊羹を補給しました。ここまでで伊勢神宮から80km。あと50km。残った体力と距離を鑑みながらペースを調整します。

 

 残り20kmというところで急に足が重くなり眠気が襲ってきました。時刻はよく覚えてませんが20時半ごろだったと思います。路肩の温度計は-2℃でしたが動いていれば寒くないはず。実際今朝は大丈夫だった。なのに体が震えます。

 

 あまりに寒いので念のため持っていっていたダウンを着込みますがそれでも体の先から冷えていく。これはおかしいなと思い一旦停まってミニストップで買っておいたウィダーと羊羹を食べると体の震えがピタリと止まりました。冷えもだいぶマシに。

 

 体温を維持するためのエネルギーがたりなかったのかな?だとしたら燃費悪すぎだろ自分‥‥。今回のツーリングで思い知りましたが、補給マジで大事。念のために羊羹をたくさん持っててよかった。

 

 補給を済ませて自宅までの20kmは一気に駆け抜けました。もう最後の数キロは早く風呂に入って温かいお布団に包まれたい一心でペダルを回し続けました。

 

 自宅に帰り着き荷物も解かず一目散に風呂に入るとしばらく放心状態に。温かい風呂がこんなに気持ちいいなんて知らなかった‥‥無事に帰れてよかった‥‥

 

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 一応ずっとスマホでログを取っていました。初めのうちは休憩のたびにいちいち記録を止めていたのですがそのうち面倒になって放置していました。純平均速度は22km/hほど、トータルで考えると15km/hほどだと思います。サイコンほしいな。

 

 獲得標高が意外と高かった。

 

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完全に往復したのでシンメトリーになっています。津市から伊勢市まではド平坦みたいですね。

 

 そんなこんなで無事に完走出来、今こうしてダラダラとブログを書いています。オートバイでツーリングしていた頃には気にもしなかった微妙な坂道や向かい風に翻弄されながらも、時にはそれらの助けも借りて走る自転車の魅力を再確認したロングライドでした。

 

 もうしばらく自転車は乗りたくないという気持ちと、次はどこに行こうかという気持ちがあって複雑ですがきっとまたどこかに行くでしょう。

 

おわり

 

 

 総走行距離:1834km