ごみ箱ブログ

バイクに乗ってあっちこっちふらふらしてる人の整備記録

cbr1100xx ステムベアリング打ち替え

 超久々の更新。

 

 先に言っておきますが写真があまり無いんのでこのブログを参考に作業をするのはおすすめできません。

 

 前々からやろうと思ってはいたがなんかめんどくさそうなので後回しにしていたステムベアリングの打ち替え。オイルとかタイヤとかブレーキパッドと違ってそう頻繁に変えなくてもなんだかんだで走れてしまうのでよっぽどの自覚症状がない限りやろうとは思いませんよね。まぁバイク整備に限らず自覚症状が出たときには往々にして手遅れの場合がありますので気になった時にやってしまいましょう。

 

 まずステムベアリングを打ち替えるためにはフロントフォークについているものはすべて外さないといけませんのでフロントタイヤが接地していない状態でも車体が安定するようにしないといけません。自分の場合は車体のフレームのステム周辺に丈夫な紐を引っ掛けて脚立で吊り上げました。更にオイルパンにジャッキを噛ませてリフトアップして荷重を分散しています。

 で、フロントのタイヤ、フェンダー、キャリパー、ホーン、トップブリッジを外します。最後にフロントフォークを支えている三叉の六角ボルトを緩めるとフロントフォークがスルスルと下がって外れます。

 

 全て外れたらステムナットの下にあるロックナットを外してダストシールをめくると三叉が下に落下します。きちんとキャッチしましょう(落としかけた)

 

ここまで読んで、文章だらけでわけわからん!!!って人は他のブログにたくさん写真付きで載ってますのでそちらを参考にしよう!!実際自分も書いててよくわからなくなってきた。

 

ブログに上げることを想定して写真を取らないとなぁ

 

まぁ実際やってみればわかるのですが複雑なことは何も無く、ほぼ力技の作業です。

 

で、ベアリング交換といえば圧入と圧入されたベアリングの取り外しですね。

 

ステムベアリングはホイールベアリングなどと違って円錐軸受なのでベアリングの玉と上下のレースが分離します。

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こんな感じ。

 

 で、今回ベアリング交換をするにあたって社外の規格品を頼もうかと思ったんですが(純正だと一個2050円、規格品は700円程度)純正のベアリングを外して呼び番号を確認してモノタロウで検索してみても同じものはありませんでした。

 

 いろいろ調べてみたんですがどうも下側のベアリングは規格品ではなくバイク用に作られたもので、そのため呼び番号も特殊なものになっていたようです。ホイールベアリングを交換したときはNTNの規格品を使用したためかなり安上がりに出来たのですが今回は仕方ありません、大人しく純正部品を注文します。

 

上部のベアリング、下部のベアリングともに値段が同じで2050円でした。上と下でベアリングのサイズは違うのに…

 

ダストシールも上下分注文します。下のダストシールはベアリングのレースを外す時に確実に破壊しないと駄目なんですが上のシールは壊さなくても大丈夫なので状態が良ければ交換しなくても良いかもしれませんね。

 

ベアリングレースを外す時にはタガネとハンマー、打ち込むときには塩ビ管とハンマーを使いました。ハンマー大活躍。とにかく力任せに叩き込みましょう。

 

↓打ち込んで玉を乗せてグリスでヌルヌルにした図

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フレーム側にレースを打ち込む際は古いレースを重ねてハンマーで打ち込みます。やっぱりハンマー大活躍。しっかり奥まで打ち込むことが出来たらハンマーの打音が変わるのでわかります。

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後はレースにグリスをたっぷりと盛って元に戻すだけです。グリスはモリブデングリスにしました。ウレアグリスでも良いみたいですがたまたま手元にあったので今回はモリブデン。しかし今回はハンマーでの力任せの作業が多く疲れました。

 

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感想:もうしない

走行距離:67780km

突き出し:38mm