ごみ箱ブログ

バイクに乗ってあっちこっちふらふらしてる人の整備記録

CBR1100XX 二年間乗ってあった故障部品覚え書き

今日でCBR1100XXに乗り始めてちょうど二年が経ちます。今年の三月にユーザー車検で通したり自分でいろいろと整備(自爆)したりした中で44000㎞ほど走ったので、細かなトラブルなどでは無く実際に部品が壊れて起きたトラブルを挙げていきたいと思います。自分用のメモみたいなもんです。

 

一つ目

・レギュレータのパンク

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正確にはレギュレート・レクチファイアと言います。クランクシャフトによって駆動されるジェネレータは交流発電機なのでバイクの電装で使用される直流に変換する必要があります。その役目を担っているのが‘‘レクチファイア’’。エンジンの回転数が上がるにつれてジェネレータが発生する電圧も上がりますのでバッテリーの許容電圧を超えないように制御するのが‘‘レギュレート’’。その二つを合わせてレギュレートレクチファイアと言うみたいなのですが便宜上レギュレータと呼ばれるのが一般的だと思います。

 

CBR1100XXの特に1998年式以前はこれが非常に壊れやすいみたいです。‘‘レギュレート’’の役割上ジェネレーターが余剰電圧を発生した時点でトランジスタサイリスタを利用して余分な電流を発電機に戻して出力を下げるのですが非常に大きな電圧を扱うため回路自体がかなり発熱します。98年式以前のモデルは上記の画像の通りヒートシンクも何もついてないレギュレータで、なおかつ設置されている場所がシートカウルの中なので風も当たらないため排熱が追いつがず故障するみたいです(カプラが少し溶けてました)。

 

純正でヒートシンクなどの冷却機関が付いてないのは余剰電流を熱に変換しているわけではないので理論上そこまで発熱しないと考えているからでしょう(それかある程度走ったらバイクが壊れて買い替えてもらう為!)。許すまじホンダ!!。もちろん冗談です。

 

たしか99年式(つまりFIになってから)からヒートシンク付きの対策品に変って設置場所も変更になっています。自分も対策品に変えました。購入したのが去年なので変わっているかもしれませんが値段は12000円でした。

 

二つ目

・バッテリー

これは上記のレギュレータのパンクのせいで発生した二次災害です。MFのバッテリーは開放型に比べて電圧の変化に弱いらしく、実際自分のバッテリーもダメになってしまいました。

レギュレータがパンクすると大体の場合充電されなくなります。自分の場合ですが、エンジンの回転数を上げてもなかなか充電電圧に達しなくて4000rpmを超えたあたりでやっとバッテリーの電圧を超えて充電されるという具合でした。6速3400rpmで時速100㎞なので下道ではまずこの回転数には達しません。なので乗れば乗るほどバッテリーが弱くなっていき最終的には出先でバッテリー上がりと言う結果になります。

冷間時、CBR1100XXを押し掛けするのは悪夢以外の何物でもありません・・・。レギュレータ交換と同時にバッテリーも交換して解決しました。ちなみに台湾ユアサですが20000㎞ほど走ってノートラブルです。

 

三つ目

・ウィンカーリレー

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 ETC車載器でお馴染みのMITSUBA製。故障の症状としてはウィンカーは点滅せずリレーから連続的にカチカチカチと音がするという物でした。確か値段は3000円ほど。後で知ったのですが充電電圧が不安定になるとリレー類も一緒に壊れる事があるらしいのでもしかしたらこれもレギュレータのパンクに起因するものかもしれません。

 

消耗品などは含めず部品自体が故障して発生したトラブルはこれくらいです。3つも故障したのかと思われるかもしれませんが二年間かなりの距離を走ってこれだけなので個人的にはこのバイクには頑丈なイメージを持っています。と言うか

 

全部電装品じゃねーか!!

 

と言うかレギュレータ関係じゃん!!

 

結論:古いバイクはレギュレータに気を付けよう

 

おわり